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野宿旅マスターの冒険家がすすめる、海外旅に欠かせないモノ7つ

若手冒険家の春間豪太郎直伝! 「想定外」に備える最小限の持ち物とは?

若手冒険家の春間豪太郎が、『-リアルRPG譚- 行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000km歩いた男の冒険』(KKベストセラーズ刊)の道中でも役立った、海外で便利なモノを紹介する。

 

◆現地調達を基本に、最小限の持ち物で

「海外は基本、なんにもいりません。食料も服も、ほとんどの物は現地調達ができます。服も1セット、下着が2セットあれば、川で洗濯もできるので、むしろ何か持って行くものあるかな? という感じです。」

 そんな中でも、これは便利だったというものをおすすめしてもらった。

・現金より、クレジットカード

「日本円を現地のお金に替えるより、カードでのキャッシングを使った方が、両替する必要もなく便利です。返済はネット経由ですぐに行えば利子もかかりませんし、もはや札束すら持たなくてもいいんです。」

・海外を冒険するのに便利なデバイス

「僕は、「TORQUE G02」という機種のスマホを使っています。モロッコやエジプトのような砂風の強い地域でも耐久性があり、水に強いだけでなく耐氷結・耐衝撃も兼ね備えているので重宝しています。
 情報収集とフリーランスの仕事のためのPCは、万一盗まれても困らないように、中国製のタブレット型windows(8千円ほど)を使用しています。あとは、自動追尾で撮影してくれるドローンもあると、空撮ができて面白いですね。帰国してからの楽しみが増えます。」

・ソーラ―パネル

「道中は電源の調達が難しいので、GPSによるルーティングや写真撮影を絶やさない為には野外での充電システムが必須です。エジプトやモロッコは日差しが非常に強く基本的に快晴の日が多いので、折り畳み式のソーラーパネルが一つあれば、一日にスマホを約三回満充電できるほどの電気を生成できます。もちろん上で挙げたPCもソーラーパネルで充電できますので、これさえあれば、野宿旅をしていて電気に困ることはないです。」

 

・マルチビタミン剤

「ビタミンBとビタミンCは、水溶性なので、毎日摂りたい栄養素です。
 観光地でない田舎の地域では食材の種類自体が少なく、バランスの取れた食生活を送ることは不可能な場合があります。現地の人々は体質的にその偏った栄養だけで暮らしていくことが可能ですが、普段から満たされた食生活を送ってしまっている我々日本人が、その環境に即座に適応するのは至難の業。そんな旅の中で重要なのがこのビタミン剤です。ちなみに、エジプトでラクダ飼いの見習いになったときに、高熱を出したことがあったのですが、それはこのビタミン剤が切れてしまった3日後。改めて、ビタミンの必要性を感じました。」

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春間 豪太郎

はるま ごうたろう

1990年生まれ。冒険家。



5chでのスレッド「行商人やキャラバンに憧れたからモロッコでロバと一緒に放浪の旅を始めたバカだけど」などが話題となり、まとめ掲示板で首位の人気となる。



主に発展途上国で動物と共に歩くスタイルの冒険を行っている。



行方不明になった友達を探しにフィリピンへ行ったことが、海外や冒険に興味を持つ最初のきっかけになる。



大学を休学して行った海外ではスラム街に入り浸り、ヒッチハイクや野宿などを繰り返して危機管理能力を高める。国内では歌舞伎町や難波、祇園で客引き系の仕事をして交渉スキルを磨く。



護身用に、師と仰ぐ人物からキックボクシングを教わる。また、フィリピンのナイフ術も身に付ける。国内外の様々な場所へ赴き、これからも動物たちと世界を冒険していく予定。



ツィッターアカウント:@go_haruma


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  • 春間豪太郎
  • 2018.03.20